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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
抗体の作製と吟味
in vitro immunizationによるモノクローナル抗体作製法
Production of monoclonal antibodies by in vitro immunization
黒田 洋一郎
1
,
小林 和夫
1
Yoichiro Kuroda
1
,
Kazuo Kobayashi
1
1東京都神経科学総合研究所神経生化学研究室
pp.388-390
発行日 1987年10月15日
Published Date 1987/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905022
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モノクローナル抗体作製のための感作脾細胞を得るには,動物に抗原を注射し免疫するin vivo immunizationが一般に行われる。これに対し,マウスなどの脾細胞をin vitroで,抗原およびアジュバント・ペプチドとともにcultureして,感作細胞を得る方法が,in vitro immunizationである。in vitro法はin vivo法に比べて,①必要な抗原量が少なくてすみ(μgオーダー)貴重なサンプルでも免疫できる。②免疫期間が短くてすむ。③invivoで起こるtoleranceやsuppressionをさけやすく抗原性が低すぎたり,高すぎたりする抗原からも抗体がとれやすい,④動物に毒性の強い抗原でも免疫できる,⑤動物に毒性の強い抗体を作らせる抗原でも免疫できる,⑥ヒト抗体産生が可能である,などの利点がある。
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