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特集 細胞生物学における免疫実験マニュアル
抗体の作製と吟味
ポリクローン,モノクローン抗体の選択,使い分け
On the proper use of polyclonal and monoclonal antibodies
真崎 知生
1
Tomoh Masaki
1
1筑波大学基礎医学系
pp.351-352
発行日 1987年10月15日
Published Date 1987/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905008
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モノクローン抗体作製技術がはじめて発表されてから10年余りを経ている。今では簡単に作り,応用する時代となっている。またいくつかの抗体は市販されているし,米国には抗体を供給するバンクも存在する。したがって一部にはモノクローン抗体を用いないとその結果を信じないような風潮さえもみられる。しかし実験によっては従来のポリクローン抗体の方がずっと信頼性の高い結果を期待できるような研究も多い。そこで実験をはじめる際に,どちらの抗体を選択するかという問題は重要でありその際の参考として,私たちの今までの経験をもとにしたガイドをまとめてみた。これら指針の総合的な結論として,モノクローン抗体,ポリクローン抗体のそれぞれの利点と欠点か浮び上がってくる。
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