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特集 細胞生物学実験マニュアル
細胞単離
マクロファージ単離法
Isolation of macrophages
今井 勝行
1
Katsuyuki Imai
1
1島根医科大学生化学教室
pp.388-389
発行日 1986年8月15日
Published Date 1986/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904909
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マクロファージ(Mφ)は細網内皮系を形成する細胞で,骨髄で生成し,単球として血中を循環し,組織や炎症部位に定着して成熟したものである。したがって,哺乳動物の各種組織から得られているが1),一般には腹腔2,3),末梢血4),肺胞5)から分離して使われることが多い。ここではチオグリコレートで刺激したマウス腹腔およびヒト末梢血からMφを単離する方法について記すが,腹腔からは単離が容易で細胞の収量も多く,小動物一般に適用できるものである。
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