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特集 神経科学実験マニュアル
ニューロンの染色・標識法
免疫組織化学的標識
Immunohistochemical detection method
井端 泰彦
1
Yasuhiko Ibata
1
1京都府立医科大学第二解剖学教室
pp.386-388
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904774
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免疫組織細胞化学Immunohistocytochemistryは免疫反応を組織切片に応用し,組織細胞中に含まれている物質を抗原とし,それに対する特異抗体を用いてその抗原物質の存在部位を検索するものである。その方法には免疫反応物質(領域)を可視的に光学顕微鏡,電子顕微鏡的に観察するために標識物質を何にするかにより幾つかのものがある。それぞれに利点,欠点があるわけであるが,光学顕微鏡的にも電子顕微鏡的にも簡単に,またコンスタントな結果が得られ,検索する物質もペプチド,酵素,その他多くのものに利用できる方法として,酵素抗体法の一つであるperoxidase-anti-peroxidase(PAP)法について光学顕微鏡および電子顕微鏡的標識法について以下に実際の方法および注意点について述べる1)。その方法の原理は図1に示す。
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