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特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識
転写・蛋白合成に作用するもの
転写阻害剤
α-アマニチン
α-amanitin
中村 清二
1
Seiji Nakamura
1
1東京大学医学部第1薬理学教室
pp.550-552
発行日 1984年12月15日
Published Date 1984/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904669
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α-アマニチンはAmantia phalloides(タマゴテングダケ)が生成する2群の有毒環状ペプチド,amanitine群(amatoxin)とphallotoxin群(phalloidine,phalloineなど)のうちの前者に属する代表的な毒物である。α-アマニチンのchemistryやtoxicologyに関しての研究は比較的長い歴史を持つものであり,その成果は例えば1959年のPharmacological ReviewにT. WielandとO. Wielandにより総説としてまとめられているが1),作用機構の分子レベルでの解明が進んだのは,比較的最近になってからである2〜4)。
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