話題
行動の神経生理学的・神経化学的研究の冬期ワークショップに出席して
大村 裕
1
Yutaka Oomura
1
1九州大学医学部生理学教室
pp.297-299
発行日 1979年8月15日
Published Date 1979/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903337
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インド国立アカデミーおよび国際脳研究機構の主催インド国立医学研究所のManchanda教授が主体となって,行動の神経生理学的・神経化学的研究について,インドおよび東南アジア諸国の生理学教育スタッフの再教育を目的とした本ワークショップが開催された。講師は世界各国のこの方面の専門学者17名J. Engel,M. H. Chase,M. K. Menon,S. N. Pradhan,J. Stevcns(米国);A. W. Zbrozyna(英国);R. Bandler(オーストラリア);S. Algeri(イタリア);大村(日本);S. K. Manchanda,B. K. Anand,G. S. Chhina,K. N. Sharmaら他4名(インド)である。受講者はインド国立および州立大学の生理学教授,助教授および講師39名,イラン,タイ,パキスタン,マレーシア,バングラデッシュ,ビルマ,スリランカから各1名の計45名であった。またインド国立医学研究所(日本の医学大学院大学)の大学院学生20名も受講した。各講師は午前中講義,午後は実験デモを行った。期間は1979年2月19〜28日でインド国立医学研究所の講堂および生理,薬理,解剖,生化学の各研究室を用いて行われた。実験デモでは受講者はAからDまで4班に分かれて,各講師の待機する実験室に配置され,午後中2時間ずつ見学して回る。
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