原著
1956-57年冬期に分離されたインフルエンザウイルスについて
松山 達夫
1
,
小見山 茂人
2
1群馬県衛生研究所
2群馬県予防課
pp.227-229
発行日 1958年4月15日
Published Date 1958/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201957
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1956年11月より翌年2月に至る間,群馬県下にインフルエンザの流行がみられ,送付を受けた検体につきウイルス分離を行い,インフルエンザA及びBウイルスを分離し,また患者の血清診断からも本流行はA,B混合流行であることが認められた。
これらの分離株のうちA株は所謂Dutch '56 typeに近い抗原構造であるが,B株はここ数年にみられなかつた大きな変化があることが判明した。よつて,これら分離株の詳細と流行の概略につき報告する。
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