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実験講座
抗血清の調製とその特異性解析
Preparation of an antiserum and the analysis of its specificity
平林 民雄
1
Tamio Hirabayashi
1
1筑波大学生物科学系
pp.223-229
発行日 1977年6月15日
Published Date 1977/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903190
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生体の組成およびその機能を研究している人達が免疫学的手法を用いて,とりわけ,研究中の成分に対する抗血清を調製してさらに研究を進めたいと考える場合が多い。しかしこれまで血清学と全く縁のなかった人にとっては,このような考えは頭に浮んでも手を出しにくいのが実情である。そこで,もともと素人の筆者がこれまで我流で進めてきた方法を紹介し,同様の手法を用いたい人の参考にしていただくと同時に,専門の人の批判を仰ぎたいと思う。したがって内容は筆者の狭い経験の範囲内に限られ,滅菌操作を全く必要としない筋肉タンパク質に関しての結果が主となるが,できるだけ具体的に紹介したい。
よい抗血清が得られた場合にはどんな応用性があるだろうか。
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