話題
Non-mnscle細胞の収縮系に関する国際シンポジウム印象記
柴田 宣彦
1
Nobuhiko Shibata
1
1大阪府立成人病センター,内科
pp.136-140
発行日 1977年4月15日
Published Date 1977/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903180
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1976年9月19日から22日までの4日間,イタリー領アルプスのチロル地方のブレッサノーネにあるパドバ大学"夏の学校"の講堂を会場に,筋化学における世界的指導者の一人であるS. V. Perryを会長,A. Margreth(パドバ大学,総合病理学教授)を組織委員長として"非筋組織における収縮系"に関する国際シンポジウムが開かれた。参加者は約35名の招待講演者と一般参加者合せて約120名ぐらいであった。
本シンポジウムは欧州筋クラブの第5回定期集会と関連して催されたもので,この方の会員の参加が多いようであった。日本からの参加招待者は,江橋教授(東大・医・薬理),tubulinの精製命名者である毛利教授(東大・教養・生物),白血球の運動機構をその収縮性タンパクの作用面から追究している千田博士(大阪府立成人病センター・所長,内科学)の三名で私と巽(大阪市大医,中検)は千田博士に随行して本会に参加した。今回編集部より,本シンポジウムの印象記を記すよう依頼されたが,英会話に弱い私にはかなりの重荷で,本シンポジウムでの理解度はかなり低く,必然的に自分に興味のある領域に片寄った紹介に留ることをお許し願いたい。
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