動き
「第13回精神研国際シンポジウム『先端医療とリエゾン精神医学』」印象記
築島 健
1
1北海道大学医学部精神医学教室
pp.332-334
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904742
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医学医療の進歩は,人々に多くの恩恵をもたらすと同時に,多くの新たな心理社会的・倫理的問題をもたらした。身体合併症,臓器移植,サイコネフロロジー,サイコオンコロジー,遺伝カウンセリングなど,リエゾン精神医学の活躍の場はますます広がっている。
東京都精神医学総合研究所(松下正明所長)では精神医学および関連領域の課題について,内外の第一線の研究者を招き,1985年から毎年1回国際シンポジウムを開催している。第13回目の今年は,「先端医療とリエゾン精神医学—臓器移植,がん,HIV,遺伝子治療における精神医学的問題」と題して,9月29日,30日の両日,東京のアルカディア市ケ谷(私学会館)で行われた。当初の予定を大幅に超える約300名の参加があった。
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