海外だより
ブタペストの「筋肉シンポジウム」
丸山 工作
1
1東京大学教養学部
pp.105-106
発行日 1967年4月15日
Published Date 1967/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902723
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Ⅰ
アルベルト・セント・ジェルジのATP-アクトミオシン系発見の20周年を記念して,ハンガリーのブタペストで筋肉のシンポジウムを開くという話をきいたのは,もうずい分前のことであつた。彼の高弟であるF. B. StraubとK. Lakiが主になつて計画するという話であつた。しかし,それは米ソ関係の悪化で中止され,さらにワルソーで行なうといううわさもあつたが,結局,この9月12日から16日にわたって,ブタペストのハンガリー・アカデミーで開かれることになつた。
プログラムをみて,おどろいたことに,最初Introductory Remarksを話すことになつていたセント・ジェルジはとりやめとなり,以下のようなものであつた。
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