Japanese
English
特集 細胞接着
高シアル酸化したNCAM(NCAM-H)の神経系の発生および成体でのニューロン新生における役割
Possible role of highly polysialylated NCAM (NCAM-H) in neural development and neurogenesis at adulthood
新井 康允
1
,
石 龍徳
1
Yasumasa Arai
1
,
Tatsunori Seki
1
1順天堂大学医学部第2解剖学教室
pp.285-290
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900573
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
神経細胞接着因子(NCAM)は免疫グロブリンスーパーファミリー分子の一員で,カルシウム非依存性の接着活性を有する分子である。
cDNAの構造解析の結果によると,カルボキシル末端部分で,少なくとも3種類のmRNAの選択的スプライシングがおこっていることがわかっている。NCAMの180kdと140kdのものは膜貫通型で,120kdのものはカルボキシル末端が細胞膜上のイノシトール燐脂質に結合していて,膜貫部分はないらしい1)。
Copyright © 1993, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.