Japanese
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特集 細胞機能とリン酸化
中間径フィラメントの機能調節機構―フィラメント構成蛋白質の細胞内リン酸化反応の可視化
Regulation of assembly-disassembly of intermediate filament
西沢 きみ子
1
,
稲垣 昌樹
2
Kimiko Nishizawa
1
,
Masaki Inagaki
2
1愛知県がんセンター研究所放射線部
2東京都老人総合研究所神経生理部門
pp.312-318
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900358
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細胞骨格の主要構成線維の一つである中間径フィラメントの研究はその不溶性のため長い間組織・細胞内の中間径フィラメント分布の電子顕微鏡観察や特異抗体を用いての細胞・組織染色による形態的研究がその主流を占めてきた。われわれは1986年以来,中間径フィラメントの生理機能解明に向け,主に生化学的,細胞生物学的手法による研究を続け,中間径フィラメントについて以下のことを明らかにしてきた。本文ではこれまでのわれわれの中間径フィラメント研究の概要を紹介する。
1)尿素存在下のDEAEセルロース,CMセルロース,セファクリルS300やハイドロキシアパタイトカラムクロマトグラフィーを適宜用いることにより総計8種の中間径フィラメント構成蛋白質の精製法を確立した。
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