話題
最近のガラパゴス諸島―進化論のテキスト
森田 之大
1
Yukitomo Morita
1
1浜松医科大学第一生理学教室
pp.74-76
発行日 1991年2月15日
Published Date 1991/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900170
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明らかに噴火口とわかる大小の陥没,隆起した岩礁,石と砂の乾いた台地,地の果てかとも思われる島々,これが進化論の島だったのか,という驚き。1990年6月から7月にかけてガラパゴス諸島を訪れた時の第一印象である。
南米大陸の西海岸,エクアドルのグアヤキールから真西へ1,000キロ,ジェット機で1時間半,赤道直下に点在する14の島々からなる群島。島の間の海流が早く,陸棲の動物が簡単に移ることはできない。
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