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実験講座
descSPIM—ユーザーアフォーダブルなDIY透明化組織用小型ライトシート顕微鏡
descSPIM:a user-affordable and DIY-friendly light sheet microscopy for tissue clearing users
野沢 裕貴
1
,
大友 康平
1,2,3,4,5
,
大村 鷹希
2,3,6,7
,
洲﨑 悦生
1,2,3
Nozawa Yuki
1
,
Otomo Kohei
1,2,3,4,5
,
Omura Takaki
2,3,6,7
,
Susaki A. Etsuo
1,2,3
1順天堂大学医学部生化学第二講座
2順天堂大学大学院医学研究科生化学・システム医科学
3順天堂大学大学院医学研究科中谷生体空間オミクス医療解析拠点
4自然科学研究機構生理学研究所バイオフォトニクス研究部門
5自然科学研究機構生命システム研究センターバイオフォトニクス研究グループ
6東京大学脳神経外科
7国立がんセンター中央病院脳脊髄腫瘍科
キーワード:
組織透明化
,
ライトシート顕微鏡
,
descSPIM
,
オープンソース
,
Do it yourself
,
DIY
Keyword:
組織透明化
,
ライトシート顕微鏡
,
descSPIM
,
オープンソース
,
Do it yourself
,
DIY
pp.625-630
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201990
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ギリシア語の接尾辞“すべて(ome)”と“学問(ics)”を組み合わせた“オミクス(omics)”は,ライフサイエンス分野において“生体分子全体の網羅的解析”を意味する造語である。そのなかでも筆者らが提案する全細胞網羅的な情報解析ワークフロー“セルオミクス”は,組織透明化,三次元組織染色,(細胞解像度の)三次元イメージング,三次元画像処理・解析など多くの要素技術により構成される1,2)。本稿では,このうち三次元イメージング技術において,筆者らが開発した高速かつ低価格・低専門性で導入可能なユーザーアフォーダブルな小型ライトシート顕微鏡「descSPIM」の位置づけとその展望について概説する。
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