増大特集 学術研究支援の最先端
Ⅲ.コホート・生体試料支援プラットフォーム(CoBiA)
ⅳ.バイオメディカルデータ解析支援
ALDH2 rs671遺伝型層別GWASにより明らかになった日本人の飲酒行動の遺伝的構造
小栁 友理子
1
Koyanagi Yuriko
1
1愛知県がんセンターがん予防研究分野
キーワード:
飲酒
,
ALDH2 rs671多型
,
GWAS
,
交互作用
,
PRS
,
食道がん
Keyword:
飲酒
,
ALDH2 rs671多型
,
GWAS
,
交互作用
,
PRS
,
食道がん
pp.510-511
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201953
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アセトアルデヒドの分解能力に差をもたらすAldehyde dehydrogenase 2(ALDH2)rs671(G>A)は,飲酒行動に最も強力な影響を与える,東アジア集団に特異的な一塩基多型(SNP)である。筆者らは,日本人約176,000人を対象としたrs671遺伝型層別ゲノムワイド関連解析(GWAS)により,rs671遺伝型との組み合わせによって飲酒行動に影響を与える7つのSNPを同定し,日本人の飲酒行動に関連する新たな遺伝的構造を明らかにした1)。
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