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English
特集 生命現象を駆動する生体内金属動態の理解と展開
Ⅱ.タンパク質を機能化する生体内での金属挿入メカニズム
亜鉛イオンが制御するタンパク質品質管理の新たなメカニズム
Novel mechanism of protein quality control in the early secretory pathway regulated by zinc ions
天貝 佑太
1
,
稲葉 謙次
1,2
Amagai Yuta
1
,
Inaba Kenji
1,2
1東北大学多元物質科学研究所
2九州大学生体防御医学研究所
キーワード:
亜鉛
,
ゴルジ体
,
タンパク質品質管理
,
亜鉛輸送体
,
pH
Keyword:
亜鉛
,
ゴルジ体
,
タンパク質品質管理
,
亜鉛輸送体
,
pH
pp.138-142
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201835
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亜鉛は必須微量元素であり,生体内で多くのタンパク質と相互作用し多様な機能を持つ。細胞内および各オルガネラ内の遊離亜鉛イオン濃度([Zn2+])は,多くの亜鉛輸送体膜タンパク質によって調節されると考えられているが,その詳細については不明な点が多い。本稿では,筆者らが最近解明した,ゴルジ体における亜鉛恒常性維持機構と,それによって制御される初期分泌経路タンパク質品質管理について紹介する。
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