増大特集 革新脳と関連プロジェクトから見えてきた新しい脳科学
Ⅰ.霊長類脳科学
a)遺伝子改変技術および関連技術を用いたマーモセットの脳科学・疾患研究
霊長類ゲノム編集の潮流
相田 知海
1,2,3,4,5
Aida Tomomi
1,2,3,4,5
1Emugen Therapeutics
2McGovern Institute for Brain Research, Massachusetts Institute of Technology
3Stanley Center for Psychiatric Research, Broad Institute of MIT and Harvard
4MIT-JPN
5JBROADies
キーワード:
マカク
,
マーモセット
,
CRISPR
,
ゲノム編集
,
アデノ随伴ウイルス
Keyword:
マカク
,
マーモセット
,
CRISPR
,
ゲノム編集
,
アデノ随伴ウイルス
pp.394-395
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201550
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
CRISPRの発明は,従来マウスなどごく一部に限られた正確なゲノム操作による遺伝子改変動物作出を,あらゆる生物種へと拡張した。その最たるインパクトは,ヒトの最近縁種たる霊長類での遺伝子改変であろう。本稿では,受精卵での古典的ゲノム編集からゲノム編集2.0,そしてin vivoゲノム編集へ至る,筆者らの遺伝子改変霊長類作出の取り組みを紹介する。
Copyright © 2022, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.