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特集 グローバル時代の新興再興感染症への科学的アプローチ
Ⅲ.デング・ジカ・SFTS・出血熱へのアプローチ
デングウイルス感染防御における適応免疫の解析およびワクチン・治療法開発への応用
Understanding the protective immunity against dengue virus infection and application towards the development of effective vaccine and therapeutics
Meng Ling Moi
1
Meng Ling Moi
1
1長崎大学熱帯医学研究所
キーワード:
デング熱
,
蚊媒介性ウイルス感染症
,
抗体
,
BCR/TCRレパトア解析
Keyword:
デング熱
,
蚊媒介性ウイルス感染症
,
抗体
,
BCR/TCRレパトア解析
pp.306-310
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201373
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デング熱・出血熱は,熱帯・亜熱帯地域において公衆衛生上,重要な病原体である。デング熱は,年間約4億人が発症すると推定されている。しかし,有効なワクチンおよび治療薬がいまだに実用化されていない。ワクチンや有効な治療法の開発には,ウイルス感染における免疫応答を理解することが不可欠である。本稿では,デング熱の流行状況,ワクチン開発の現状と発症メカニズムについて述べる。
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