Japanese
English
増大特集 難病研究の進歩
Ⅱ.消化器
原発性胆汁性胆管炎
Primary biliary cholangitis
中村 稔
1,2
Nakamura Minoru
1,2
1国立病院機構長崎医療センター臨床研究センター
2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科新興感染症病態制御学系専攻肝臓病学講座
キーワード:
原発性胆汁性胆管炎
,
PBC
,
ゲノムワイド関連解析
,
GWAS
,
疾患感受性遺伝子
,
疾患発症経路
,
トランスクリプトーム
Keyword:
原発性胆汁性胆管炎
,
PBC
,
ゲノムワイド関連解析
,
GWAS
,
疾患感受性遺伝子
,
疾患発症経路
,
トランスクリプトーム
pp.428-429
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201222
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
原発性胆汁性胆管炎(PBC)の発症機構として,疎水性胆汁酸による肝内小型胆管細胞の傷害と胆管周囲の持続する自然免疫,獲得免疫の活性化がその中核と考えられている。最近のゲノムワイド関連解析(GWAS)により40か所以上のPBC疾患感受性遺伝子領域が同定されたが,これらの領域には,自然免疫や獲得免疫のシグナル伝達経路上の分子をコードする遺伝子が多数含まれており,PBCの分子標的として注目されている。
Copyright © 2020, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.