Japanese
English
増大特集 難病研究の進歩
Ⅰ.神経・筋
HTLV-1関連脊髄症
HTLV-1 associated myelopathy
八木下 尚子
1
,
山野 嘉久
2
Yagishita Naoko
1
,
Yamano Yoshihisa
2
1聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター
2聖マリアンナ医科大学内科学脳神経内科
キーワード:
ヒトT細胞白血病ウイルス
,
HTLV-1
,
HTLV-1関連脊髄症
,
HAM
,
難病
,
患者レジストリ
,
HAMねっと
Keyword:
ヒトT細胞白血病ウイルス
,
HTLV-1
,
HTLV-1関連脊髄症
,
HAM
,
難病
,
患者レジストリ
,
HAMねっと
pp.422-423
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201219
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HTLV-1感染者の一部に発症する疾患であるHTLV-1関連脊髄症(HAM)は,全国の患者数が推定約3,000名の希少疾患である。HAMは,長い年月をかけて脊髄が徐々に傷害され,次第に下肢のしびれ,歩きづらさ,排尿・排便困難が現れ,最終的にはその多くが車椅子や寝たきりの生活を余儀なくされる難病である。残念ながら,現在の医療ではHAMの発症を予防する方法や治療法はない。本稿では,HAMについての解説と筆者らの近年の取り組みを述べる。
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