Japanese
English
特集 ビッグデータ時代のゲノム医学
Ⅲ.免疫・アレルギー疾患のゲノム医学
アレルギー疾患のゲノム医学
Genomic medicine in allergic diseases
廣田 朝光
1
,
井上 なつき
1
,
玉利 真由美
1
Hirota Tomomitsu
1
,
Inoue Natsuki
1
,
Tamari Mayumi
1
1東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター分子遺伝学研究部
キーワード:
アレルギー
,
GWAS
,
バリアント
,
関連領域
,
エピゲノム
Keyword:
アレルギー
,
GWAS
,
バリアント
,
関連領域
,
エピゲノム
pp.135-141
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201141
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近年,ありふれた疾患(common disease)の病態解析の手法として,ゲノムワイド関連解析(genome-wide association study;GWAS)が幅広く用いられている。現在では,複数の集団や,異なる人種の集団で行われたGWASの結果を統合するメタ解析が行われるようになり,大規模コホート研究のデータも活用され,数十万人の大規模解析がアレルギー疾患領域でも行われている。最適医療の提供を目指すprecision medicineにおいても,GWASなどのゲノム情報はその基盤となっている。本稿では,これまでにアレルギー疾患において報告された主なGWASを中心に解説したい。
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