増大特集 現代医学・生物学の先駆者たち
Ⅲ.細菌学・ウイルス学・免疫学
光岡知足(1930-)—腸内細菌学のパイオニア,その業績と哲学
中山 雅晴
1
Nakayama Masaharu
1
1株式会社喜源バイオジェニックス研究所
キーワード:
腸内細菌叢
,
ビフィズス菌
,
オリゴ糖
,
バイオジェニックス
Keyword:
腸内細菌叢
,
ビフィズス菌
,
オリゴ糖
,
バイオジェニックス
pp.424-425
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201049
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光岡知足博士は腸内細菌学の礎を築いたパイオニアの一人であり,特にビフィズス菌に代表される腸内嫌気性菌の研究に多大なる足跡を残した。また,乳酸菌発酵乳や機能性食品の開発にも大きく貢献し,更には善玉菌や悪玉菌などの一般の人々にもわかりやすい言葉を用いて,健康を維持するうえでの腸内環境の重要性を提唱した。その思想は産学を問わず多くの門下生に引き継がれ,現在の腸内細菌学の隆盛として結実した。
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