Japanese
English
仮説と戦略
セルフリー合成生物学
Cell-free synthetic biology
前多 裕介
1
,
坂本 遼太
1
,
白木 天晴
1
Maeda T. Yusuke
1
,
Sakamoto Ryota
1
,
Shiraki Takaharu
1
1九州大学大学院理学研究院物理学部門
キーワード:
再構成
,
人工細胞
,
Soret効果
,
生命の起源
Keyword:
再構成
,
人工細胞
,
Soret効果
,
生命の起源
pp.269-274
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200809
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遺伝子とその発現産物を要素とする機械論的な生命科学の進歩によって,あたかも電子回路のように遺伝子を制御するネットワークを人為的に構築し,細胞機能を再構成する合成生物学(synthetic biology)が注目を集めている1)。“There's plenty of room at the bottom”の標語のもと,自然の模倣を最適な戦略としながら細胞の設計原理にせまる新たなアプローチである。
本稿では,筆者らが得た知見をもとに,セルフリー系(無細胞系)における合成生物学の進展について紹介する。
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