増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅳ.狙ったものを動かす
行動下ゼブラフィッシュにおける光遺伝学による神経活動操作
天羽 龍之介
1
,
岡本 仁
2
Amo Ryunosuke
1
,
Okamoto Hitoshi
2
1Harvard University, Department of Molecular and Cellular Biology
2理化学研究所脳科学総合研究センター
1Harvard University, Department of Molecular and Cellular Biology
キーワード:
光遺伝学
,
ゼブラフィッシュ
,
手綱核
,
セロトニン
Keyword:
光遺伝学
,
ゼブラフィッシュ
,
手綱核
,
セロトニン
pp.480-481
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200704
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ゼブラフィッシュは遺伝子操作技術の発展と共に重要な神経科学研究のモデル動物となった。極小脳にヒトを含む脊椎動物に共通した脳の基本構造を備え,遺伝学的操作性にも優れることが主な理由である。同じころ,細胞種特異的なミリ秒単位の神経活動操作を実現し,光遺伝学は神経科学における主要な研究手法となった。本稿では,多様な行動レパートリーを持つゼブラフィッシュ成魚に光遺伝学を適用した筆者らの研究例を紹介する。
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