増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅱ.見えなかったものを視る
発生過程における生体内の力の可視化と測定法
田尾 嘉誉
1
,
Sevan Hopyan
1,2
Tao Hirotaka
1
,
Sevan Hopyan
1,2
1The Hospital for Sick Children
2The University of Toronto
1The Hospital for Sick Children
2The University of Toronto
キーワード:
マウス胚発生
,
変形
,
機械的力
,
機械的情報交換
Keyword:
マウス胚発生
,
変形
,
機械的力
,
機械的情報交換
pp.454-455
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200691
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われわれの体の形の成り立ちを観察すると,極めて初期の発生段階で未分化な細胞や組織の動態が比較的短時間にダイナミックに起こっていることがわかる。しかしながら,体の形作りの変化(変形)をどのように理解するのか,現在までに得られている知見は限定的である。本稿では,動物種の発生段階の組織形成における時間的・空間的な機械的力(力)の動態の測定方法について,試験管内で確立した技術をもとに,包括的に概要を論ずることが狙いである。
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