Japanese
English
Lecture
骨組織の多光子励起顕微鏡によるライブイメージング
Intravital Multi-photon Imaging of Live Bone Tissues
石井 優
1
Masaru Ishii
1
1大阪大学免疫学フロンティア研究センター生体イメージング研究室
1Laboratory of Biological Imaging, Immunology, Frontier Research Center, Osaka University
キーワード:
イメージング
,
多光子励起顕微鏡
,
破骨細胞
,
細胞ダイナミクス
,
動態
Keyword:
イメージング
,
多光子励起顕微鏡
,
破骨細胞
,
細胞ダイナミクス
,
動態
pp.324-329
発行日 2010年4月25日
Published Date 2010/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101708
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破骨細胞は単球系細胞から分化して骨を吸収する特殊な細胞である.単球系破骨前駆細胞がいかにして骨表面に到達するか,その遊走がどう制御されているかは長い間不明であった.筆者は最近,多光子励起顕微鏡という,生体深部の観察が可能な特殊な顕微鏡を用いて,生きたままのマウス骨組織内を可視化することに成功し,破骨前駆細胞の遊走・接着が,脂質メディエーターの一種であるスフィンゴシン1リン酸や種々のケモカインによって動的に制御されていることを解明した.本稿ではこの研究成果に加え,われわれが開発した骨組織のライブイメージングの方法論や応用について概説する.
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