増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅲ.代謝
糖尿病の病態を把握する指標
朴木 久惠
1
,
上野 麻子
1
,
北野 香織
1
,
渡邊 善之
1
,
藤坂 志帆
1
,
薄井 勲
1
,
戸邉 一之
1
Honoki Hisae
1
,
Ueno Asako
1
,
Kitano Kaori
1
,
Watanabe Yoshiyuki
1
,
Fujisaka Shiho
1
,
Usui Isao
1
,
Tobe Kazuyuki
1
1富山大学医学部第一内科
キーワード:
糖尿病
,
インスリン分泌
,
インスリン抵抗性
,
脂肪組織機能
,
1型糖尿病
Keyword:
糖尿病
,
インスリン分泌
,
インスリン抵抗性
,
脂肪組織機能
,
1型糖尿病
pp.414-415
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200494
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2型糖尿病の病態把握のためには,インスリン分泌低下とインスリン抵抗性を把握する簡便な指標が必要である。本稿では,空腹時血糖値とCPR値で計算できるインスリン分泌と,インスリン抵抗性の指標について紹介する。1型糖尿病の自己抗体,抗GAD抗体のアッセイ法がRIA法からELISA法に変わりカットオフ値も変化した。1型糖尿病患者でわずかながら残っているCPRを測定できる高感度CPRアッセイキットも開発され,日常診療で使えるようになった。
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