増大特集 生命動態システム科学
Ⅱ.数理生物学
2.分子
(3)少数分子反応系理論・少数性生物学
冨樫 祐一
1
Togashi Yuichi
1
1広島大学 クロマチン動態数理研究拠点(生命動態システム科学推進拠点事業)
pp.450-451
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200034
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■反応拡散系としての生命
Turingによる形態形成の理論(1952)から60年あまり,生物を反応系・反応拡散系としてモデル化した数多くの研究がなされてきた。もともとマクロな形態形成を対象としたもので,後続の研究には実験をよく再現した例も多い。その多くはTuringと同様,化学成分の“濃度”に関する微分方程式である反応速度方程式,反応拡散方程式を用いてきた。
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