データのちょっとナナメな読み方・8
ひとりっ子は少数派?
星野 桂子
1
1国立医療・病院管理研究所
pp.880
発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906060
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今回は,病院を離れて出生率について考えてみる.6月20日に厚生労働省統計情報部が2000年の合計特殊出生率を発表した.値は1.35で前年より0.01上昇した.
出生数(出生率)は,子どもを出産する年齢の人口が多いと1人ひとりが生む子どもの数が少なくても高くなる.人口の年齢構成の影響を除く意味で,合計特殊出生率が考えられた.15歳から50歳の年齢別出生率を合計した値で,「女子が一生の間に出産する子どもの平均値」である.1975年には2を割り,1995年には1.5を割った.
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