特集 細胞核―構造と機能
5.染色体
構成的動原体蛋白質CENP-50の同定と機能解析
箕嶋 幸範
1
,
北村 俊雄
1
Yukinori Minoshima
1
,
Toshio Kitamura
1
1東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター 細胞療法分野
pp.472-473
発行日 2011年10月15日
Published Date 2011/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101214
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動原体は染色体上の特定領域であり,有糸分裂時に紡錘糸と結合し,染色体の両極への移動に必須の役割を担っている。現在では細胞周期を通じ動原体に局在する構成的動原体蛋白質は数多く知られているが,2005年にCENP-A,CENP-C,CENP-HおよびCENP-Iに続く五つ目の構成的動原体蛋白質としてわれわれはCENP-50を同定した1)。ここではCENP-50の発見の経緯とその後の機能解析の結果について紹介する。
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