特集 伝達物質と受容体
4.ペプチド
オピオイド
アルコール中毒症における内因性オピオイド作用系とドパミン作用系の相互作用
加藤 英明
1
Hideaki Kato
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科法医学教室
pp.472-473
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100924
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適度のアルコール摂取は心身ともにリラックスさせる効果があるが,一方で,アルコールは急性期のものから慢性的な摂取に伴う中毒症に至るまで多くの問題を有している。慢性的な摂取が起因する問題の根底には,多くの場合においてアルコール依存症が存在している。アルコール中毒症ともいえる依存症の発症機序の解明および治療法の確立は重要な課題であるため,アルコール依存症における内因性オピオイド作用系およびドパミン作用系の相互作用について概説する。
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