日常診療で出会う“おとなの発達障害”│明日から使える身体症状に対する問診と診断アプローチ・12
発達障害の感覚過敏と医療受診
廣田 智也
1
1岡山大学子どもの発達とメンタルヘルス講座
pp.1429-1431
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350121429
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都内のとある総合病院にて内科専攻中の医師(以下、専攻医)。現在、総合診療科をローテートし、総合診療科医長より指導を受けている。二人は発達障害の成人患者さんの対応について、同院に勤務する精神科医(以下、精神科医)にときどき相談している。
症例:39歳、男性。自閉スペクトラム症と中等度の知的障害(知的発達症)の既往あり
主訴:食欲亢進と体重増加

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