特集 —総合診療の視点から見た—感染症診療Update—この10年で変わったものと変わらないもの
【各論】
❽STIに関する今日的見解
本郷 偉元
1
1関東労災病院 感染症内科
キーワード:
ベンジルペニシリンベンザチン
,
先天梅毒診療の手引き
,
いきなりエイズ率
,
B型肝炎ワクチン定期接種化
Keyword:
ベンジルペニシリンベンザチン
,
先天梅毒診療の手引き
,
いきなりエイズ率
,
B型肝炎ワクチン定期接種化
pp.1389-1393
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350121389
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この10年で変わったもの
・梅毒報告数が大きく増加したこと
・梅毒治療の標準薬であるベンジルペニシリンベンザチンが使用可能となったこと
・HIV治療薬もアドヒアランスを保ちやすいものが増えたこと
・B型肝炎ワクチンが定期接種に組み入れられたこと
この10年で変わらないもの
・HIV診療の際に自立支援医療を受けるには4週間あけて2回の採血が必要なこと
・HIV陽性者診療の多くがエイズ診療拠点病院で行われていること

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