特集 パーキンソン病大全—あなたのギモンに答えます!
【アドバンス編】
❹パーキンソン病の在宅医療
林 理之
1
1はやし神経内科
キーワード:
進行期パーキンソン病
,
訪問診療
,
脳神経内科専門医
,
地域包括ケアシステム
,
アドバンス・ケア・プランニング
Keyword:
進行期パーキンソン病
,
訪問診療
,
脳神経内科専門医
,
地域包括ケアシステム
,
アドバンス・ケア・プランニング
pp.937-940
発行日 2025年8月15日
Published Date 2025/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350080937
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はじめに在宅医療の用語と歴史について概説する。
往診と訪問診療は別のものである。往診は、患者または家族などの求めに応じて、医師が往診の必要性を認めた場合に、可及的速やかに患家に赴き診療を行うものである1)。すなわちオンデマンドで行うものである。一方、訪問診療は、自宅や施設で療養している患者が、疾病、傷病のために通院が困難になった場合に、保険医療機関が定期的、計画的に訪問して診療を行うものである2)。両者は、診療報酬の点数、同時に算定できる管理料などの有無、回数制限などの違いがある。

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