ジェネラリストに必要な ご遺体の診断学・27
実践基本編⑦:代謝性疾患
森田 沙斗武
1
1医療法人やまびこ会
pp.702-705
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350060702
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Case 1
患者:48歳、男性。離婚後から一人暮らし。
既往歴:特になし
現病歴:会社の同僚の話によると、男性は「最近喉が渇く」と話しており、最近急激に痩せていたという。病院嫌いで受診歴なし。
某日(金曜日)、午後8時頃に退社したのが最終生存確認。
3日後の月曜午前9時の出勤時間に無断欠勤したため電話するも連絡がつかず、別居している家族に連絡し安否確認を要請したところ、午後3時頃ベッド上で死亡している本屍を発見。午後3時15分救急要請、26分救急隊到着するも硬直を認め不搬送となった。
レシートには清涼飲料水やアイスクリームの多量の購入歴を認めた。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.