ジェネラリストに必要な ご遺体の診断学・25
実践基本編❺:貧血
森田 沙斗武
1
1医療法人やまびこ会
pp.452-455
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350040452
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Case 1
患者:52歳、男性。
既往歴:アルコール依存症、アルコール性肝障害
病歴:多量の飲酒歴があり、アルコール依存症およびアルコール性肝障害を指摘されていた。飲酒トラブルで数年前に離婚しており、離婚してからは医療機関にも受診せず、独居で酒浸りの生活を送っていた。
某日午後3時、郵便物が溜まっているのを不審に思った管理人が訪室。テレビの音が聞こえてくるのに応答がないことを不審に思い入室すると、カーペット上で死亡している姿を発見。午後3時15分救急要請、23分現場到着時、腹部に軽度の腐敗色変色を認め搬送されず死亡確認となった。リビングのゴミ箱内に黒褐色の吐物を認め、死斑の発現はわずかであった。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.