特集 “わかったつもり”で終わらせない血液凝固異常とDIC
Part 2 検査と鑑別
⓮ FDP,Dダイマーー使い分けで差がつく:FDP,Dダイマーの臨床的意義とピットフォール
桝谷 亮太
1
Ryota MASUTANI
1
1大阪医科薬科大学病院 中央検査部
キーワード:
FDP
,
Dダイマー
,
ECMO
,
体腔液貯留
,
換算
,
単位
Keyword:
FDP
,
Dダイマー
,
ECMO
,
体腔液貯留
,
換算
,
単位
pp.69-72
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.188348330180010069
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はじめに
集中治療領域では,播種性血管内凝固disseminated intravascular coagulation(DIC)や静脈血栓塞栓症venous thromboembolism(VTE)など,凝固線溶異常を背景とする病態に頻繁に遭遇する。フィブリン・フィブリノゲン分解産物fibrin/fibrinogen degradation products(FDP)とDダイマー(DD)は,どちらも凝固線溶反応の過程で産生され,血液凝固・線溶系の病態評価において日常的に測定される有用な検査項目である1)。しかし,両者が反映する病態生理学的意味は異なり,結果の解釈に注意を要することはあまり認識されていない。
本稿では,FDPとDDの違いについて簡単に述べるとともに,どのように使い分けるべきか,FDPとDDからどのようなことがわかるのかを解説する。

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