連載 【2回連載】「通信の自由」をめぐって・2
電話制限と患者の権利―日本の看護学生から,ボストンの三原晴美さんへの質問メール
岡田 理恵子
1,2
,
三原 晴美
1静岡県立こども病院・未熟児病棟
2静岡県立大学看護学部
pp.76-81
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900697
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メール① 岡田理恵子⇒三原晴美さんへ
私は,現在看護大学の卒業研究で,精紳科病棟における通信制限に関する研究をしています。看護婦を対象にアンケートとインタビューを行ない,通信制限の実態とそれに対する看護者の認識を調査するもので,まとめの段階まできました。
アメリカでは,精紳科医療の考え方がだいぶ違うということをしばしば耳にしますが,電話通信に関する認識も違うようで驚きました。患者さんの本来あるべき権利や精紳の安定を考えると,アメリカで行なわれていることが理想的なのだろうと感じています。
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