情報アンテナ ぐるりんWATCHING
医療観察法案 衆議院を通過
是道 長石
pp.10-17
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900549
- 販売していません
- 文献概要
- 1ページ目
2002年10月18日から12月13日まで第155回国会が開催された。2002年3月18日に提出され,継続審議となっていたが,2002年11月27日(水)衆議院法務委員会で,心神喪失等の状態で重大な他害行為を行なった者の医療及び観察等に関する法律案等について審議がなされだ.また,厚生労働委員会との連合審査会を開会することを,協議決定した。更に,法律案に対する修正案(自民党の塩崎恭久議員外2名提出)について,提案理由の説明が行なわれた。
11月29日(金)法務委員会厚生労働委員会連合審査会が行なわれた。主な質疑事項は,①修正案で「精神保健観察官」を「社会復帰調整官」に改めた理山,②行刑施設内における精神医療行為の必要性,③入院の要件に関する政府案と修正案の相違点,④本法律案に対する小泉総理大臣のコメントの有無,⑤指定医療機関における人員配置の基準,⑥医療決定者の治療費及び交通費の負担,⑦修正案における入院決定の要件,⑧修正案における治療の判定基準の具体的内容,⑨刑務所等の医療の現状,であった。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.