連載 渡邉貴史の、「なんでもつないじゃいます」コーナー・1【新連載】
—[つながりその❶]地域の人々の出会いの場をデザインし、顔の見えるつながりを生む—認知症サポート活動「RUN伴」
渡邉 貴史
1,2,3
1精神科看護勉励会
2特定医療法人共生会みどりの風南知多病院
3精神科認定看護師の会
pp.72-75
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200710
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
RUN伴は何をつないでいるのか
「RUN伴」とは、「認知症の人にやさしいまちを目指す地域をつなぎ、社会を変える大きな力にする」をミッションに、これまで認知症と接点がなかった地域住民と、認知症の人や家族、医療福祉関係者がランニングでタスキをつなぎ、日本全国を縦断するイベントです(ホームページ:https://runtomo.org/)。新聞やメディアで目にしたことがある人や、実際に見たことがある人もいるかもしれません。特定非営利活動法人「認知症フレンドシップクラブ」が2007年から運営を始めました。
認知症の人と出会うきっかけがないと、地域の人々は認知症の人にマイナスイメージを持ってしまいがちになりますが、ランニング活動を通して、認知症の人やその関係者と身近に接することで、全員が地域で暮らす大切な隣人であると実感できます。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.