連載 栄養精神医学・8
鉄欠乏は炎症の有無で対応策が変わる—血液検査で微細な炎症を見逃さない
奥平 智之
1,2
1医療法人山口病院 精神科
2日本栄養精神医学研究会
pp.293-299
発行日 2019年5月15日
Published Date 2019/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200621
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貧血がなくても鉄欠乏状態ではイライラ、不安などの精神症状が出る可能性をこれまでの連載でお伝えしてきた。では鉄欠乏の状態かどうかはどのように判断すればよいのだろうか。そしてどのような対応策をとればよいのだろうか。それはじつは「炎症」の有無で変わってくる。鉄代謝は「微細な炎症」にも影響を受ける。そのあたりを今回は解説しよう。
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