連載 失恋の話を聞きまくる男たち。桃山商事・19
“失恋直後”の人にはどう接すればよいのか—分析も共感も応援もためらう困惑の時間
清田 隆之
1
1桃山商事
pp.392-395
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200385
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今回ご紹介するのは、28歳の会社員・奈々子さんのエピソードです。彼女は7か月つき合った恋人と別れ、我々の元へやってきました。彼との出会いは友人と一緒に参加した婚活パーティ。そこで3つ年下の消防士・Kさんとマッチングが成立し、3回デートを重ねた後に「つき合って欲しい」と告白され、交際がスタートします。「正直言うと彼の外見はあまり好みではなかった」という奈々子さんですが、つき合いを重ねるなかでKさんの真面目で誠実な人柄に惹かれていき、最終的には彼をカッコイイと思うほどゾッコンになったようです。
ところが、交際7か月目のある日、突如別れがやってきます。いつものようにデートをしていた週末、彼から改まった面持ちで「大事な話がある」と言われ、移動したカフェで「別れてほしい」と切り出されたそうです。「このままつき合っても結婚を考えられない」というのがその理由でした。
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