特集1 多飲症看護
「かかわり」と心理教育の要点を紹介します。
新津 功務
1
1山梨県立北病院
pp.32-48
発行日 2011年5月15日
Published Date 2011/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100853
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
この特集は、日本精神科看護技術協会でおこなわれた講義研修「多飲症の理解と看護」から、「看護のかかわりをどうするか」という部分に焦点を絞って掲載しました。
講師は山梨県立北病院、主任看護師の新津功務さんです。
山梨県立北病院は、日本で唯一多飲症専門病棟を持ち、水を飲むことがどうしてもやめられない患者さんたちに、有効な医療と看護を探し続けてきた病院です。
そこでの目標は、「水を飲ませない」ことではなく、「患者さん自身で飲水量をコントロールし、安全においしく水が飲める」ことにあります。
山梨県立北病院では、もう水をめぐって患者さんと医療者が攻防に明け暮れるようなことはありません。
どのようにそれが実現できたのか。それがこの講義で明かされます。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.