連載 入院実話・2
入院実話
まるもと りえ
pp.37
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100638
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7病棟からきた女→7病棟は病状の重い人が入院する病棟なのですが、たまに、状態のよくなった人が、私の入院していた8病棟へ転棟してきました。
この人は、髪の毛がボサボサで黒っぽい服を着て、ちょっと近寄りにくい感じの人でした。
突然看護室のカウンターを「バン!」と足で蹴ったので、何事かと周りが緊張したら、看護師さんに時間を聞いただけで去っていったのでした。
爆発(東海林編)→新しく入ってきた東海林(仮名)のじーさんはメトロノームのように腰を大きく動かしたかと思うと、次はスリッパの音をけたたましくパタパタと踏み鳴らし、何だろうと思って見ていたら「OKでしょ?」と言ったので、「うるせーんだよ!」と怒鳴りました。
それからはやらなくなりました。
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