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語りの種を蒔きたい―第17回日本精神保健看護学会(2007年6月9~10日開催)ワークショップ「当事者・家族、大いに語る」の体験から
米山 奈奈子
1
1秋田大学医学部保健学科
pp.101-103
発行日 2007年9月15日
Published Date 2007/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100446
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2007年6月9~10日に、神奈川県相模原市の北里大学看護学部において、日本精神保健看護学会第17回学術集会が開催された。初日は、この春、北里大学名誉教授になられた池田明子先生の特別講演と、口演演題44題で、会場も10群に分かれての発表だった。2日目の午前は、「私の看護を支えるもの」というテーマでのシンポジウムがあり、午後は9つの分科会が開催された。ここで私が報告するのはその分科会の1つ、「当事者・家族、大いに語る」についてである。その場では話題提供者からの体験談と、参加者からの質疑などで、約2時間を分かち合うことができた。
「当事者・家族の語り」の分科会を選ぶ
分科会の話題提供者は、統合失調症患者本人である尾山篤史氏、統合失調症患者の父親であるミスターX氏、看護師兼相談支援専門員である廣川昌好氏、そしてこの分科会の世話人である元精神看護学教員の小林信氏の4人である。
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