レポート
『特記事項』に介護の必要性をどう書くか―認定調査員と主治医のために
和田 忠志
1
1あおぞら診療所
pp.96-107
発行日 2000年2月15日
Published Date 2000/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902508
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はじめに
介護保険の要介護(要支援)審査判定業務が始まって約4か月が経過した.この間に,審査判定における一次判定についての問題点が,数多く指摘されてきた.すなわち,実際の介護の必要度を一次判定が必ずしも忠実に反映しないことが,多くの関係者に直観されているのである.
実は,この一次判定の問題点にはいくつかの側面があり,現状では,認定調査員や主治医による,書類上での介護認定審査会への意見表明のみではいかんともしがたい部分も多い(この一次判定の問題点の詳細については本稿の目的ではないので割愛する).これも,まだ施行1年目であることを考慮すると致し方ないとも考えられる.
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