要介護認定のおこなわれ方（一次判定編）

　介護保険のサービスを受けるためには，利用者それぞれが要介護認定を受ける必要がある．要介護認定の結果，利用者は，「自立」「要支援」「要介護1」「要介護2」「要介護3」「要介護4」「要介護5」の7区分のうち，いずれかの要介護度の判定を受ける．この要介護度によって受けられるサービスの種類や量がかわる．

　要介護認定は，コンピュータによる一次判定を経た上で，保健，医療，福祉の専門家で構成される介護認定審査会の二次判定によって決定される（図1）．今回は一次判定のおこなわれ方について説明する．