特集 介護保険で何がどう変わったか―現状の問題を見据える
特集3
現場レポート[2] 予想どおりの問題と意外な展開と
本間 時枝
1
1川鉄千葉病院訪問看護ステーション
pp.708-712
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902399
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はじめに
介護保険制度が4月からスタートした.介護保険の理念である「介護に関する福祉と医療のサービスを総合的,一体的に提供する」という点から,医療に精通した訪問看護ステーションにとって介護保険は,まさに“ビッグチャンス到来”となり得ると期待している.介護保険下での生き残りをかけて,当ステーションも居宅介護支援事業者の指定を受け,訪問看護と居宅介護支援の複合体によるサービスを提供することとなった.複合体によるメリットをいまだ生かしきれず,基盤づくりに日夜励んでいる状況ではあるが,介護保険導入後の当ステーションの業務の変化とそれに伴って生じた課題についての現状を述べてみたい.
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