特集 介護保険で何がどう変わったか―現状の問題を見据える
特集3
現場レポート[1] よりよいサービス提供のために
上原 タミ子
1
1瀬谷区メディカルセンター訪問看護ステーション
pp.704-707
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902398
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はじめに
あわただしかった準備をふりかえって
3月から,介護保険スタートに向けての準備にあわただしく入り,ようやく2回目の給付管理を終えました.当ステーションも,訪問看護と居宅介護支援事業を行なっています.2本の電話を奪い合うように,サービス事業者や利用者へ電話をかけまくっていた事務所の中も少し静まり,スタッフの間にも笑顔が戻って来ました.
介護保険には,準備から今日までまるで雲をつかむような思いで対応してきました.「今やらなければ!」という課題が次から次へとわいてくるようでした.介護保険についての説明会には何度出席しても実際にやってみないとわからないことばかり.毎日のように,県や市・区の介護保険担当者に確認の連絡をしていた時もありました.
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